よくあるご質問
Q 性感染症(STD)にはどんなものがありますか?
A 下記のようなものがあります。不安がある場合は、まず受診下さい。
病気 | 原因 | 症状・特徴など |
---|---|---|
梅毒 | 梅毒トレポネーマ | 感染2~3週間後、外陰部に固いしこりができ、2~3ヶ月後にはからだ全体に発疹などの皮膚症状があらわれます 早期に治療を開始すれば完治しますが、進行すると脳の神経が侵される場合もあります |
淋病 | 淋菌 | 異臭のある黄色い膿のようなおりものが増加し、外陰部がかゆくなります 尿道感染すると尿道炎や膀胱炎になり、排尿時に痛みを感じます 症状が進むと激しい下腹部痛と発熱が起こり、不妊の原因になります |
エイズ | ヒト免疫不全ウイルス(HIV) | 感染後、多くは無症状です 数ヶ月~十数年の潜伏期間を経て、やがて免疫力の低下とともに発熱、下痢、強い疲労感が起こります さらに進むと種々の感染症や悪性腫瘍を多発します |
クラミジア感染症 | クラミジア・ トラコマティス |
おりものが少し増える程度で、ほとんどが無症状のため気づかないことが多いです 進行すると卵管炎や骨盤内感染症を起こして、不妊の原因にもなります |
性器ヘルペス | 単純ヘルペスウイルス | 外陰部に水疱ができ、やがて激しい痛みを伴う潰瘍になります 発熱、倦怠感などの全身症状を伴います 再発しやすいのが特徴です |
カンジダ膣炎 | カンジダアルビカンス (カビの一種) |
白色の豆腐のようなぼろぼろしたおりものが増えて、外陰部に激しいかゆみを感じます 再発しやすいのが特徴です |
トリコモナス膣炎 | トリコモナス原虫 | 黄色く泡立つおりものが増えて、悪臭を伴います 外陰部にかゆみと焼けつくような痛みを感じます 性交時に痛みを感じます |
非特異性膣炎 | 大腸菌、ブドウ球菌、 レンサ球菌などの細菌 |
茶褐色や緑色のおりものが増加して、外陰部にかゆみや痛みを感じます 外陰部が赤くただれたり腫れたりします |
毛じらみ症 | 毛じらみ | 外陰部に激しいかゆみを感じます |
疥癬 | 疥癬虫(ダニ) | 外陰部に激しいかゆみを感じます |
尖形コンジローマ | ヒトパピローマウイルス | 性器やその周辺にいぼができます 女性ではかゆみや焼け付くような痛みを感じる場合があります |
Q 性感染症を予防するにはどうしたらいいですか?
A
●不特定多数とのセックスは避け、パートナーを特定して下さい。
●セックスの前後は体を清潔に保って下さい。
●コンドームを正しく使用して下さい。
Q 性感染症(STD)は保険がききますか?
A 基本は自費診療になります。ただし、治療が必要な場合で、保険診療が可能な場合もありますので、念のため保険証をご持参下さい。